2011年5月16日月曜日

米バンカメの7-9月期決算は最終赤?新規制の影響?

 【ニューヨーク】資産規模で米銀最大手のバンク?オブ?アメリカ(バンカメ)が19日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、住宅ローン部門と債券トレーディング部門の収入が増加したものの、新たな米金融規制改革法の影響が顕著となった。

 同行は7-9月期に104億ドルののれん減損費用を計上し、同期は73億ドル(約5950億円)の最終赤字となった。この
費用は同行が7月中旬に示した見通しの上限となり、グローバル?カード?サービシズ事業セグメントの価値が、新たな米金融規制改革法の影響で、以前と比較して低下していることが示されている。現金以外の同費用を計上していなければ、同期の利益は31億ドルとなっていたもよう。

 また、信用状況は改善し、同行の利益の拡大につながった。バンカメは貸 シャネル バッグ 激安
倒引当金を18億ドル取り崩し、取り崩し額は4-6月期の15億ドルから増加した。

 新金融規制法の影響ならびに、今回の金融危機後にバンカメの規模が拡大した影響が7-9月期の決算内容の至るところで示された。銀行預金者もしくはクレジットカード利用者からの銀行手数料収入は7-9月期を通して大幅に減少した。

 新たに導入された米消費者向け銀
行業務規制に加え、バンカメの新規顧客ポリシーは、当座借越手数料から返済遅延料に至る様々な銀行手数料の低下を目指している。

 同行のブライアン?モイニハン最高経営責任者(CEO)はこの日の投資家との電話会議で、新規の緩和措置を擁護し、リセッション(景気後退)の際に不満を募らせていた顧客基盤の信頼回復が非常に重要だと説明した。 LV 財布


 それでもバンカメは全米5900の支店という巨大な規模を利用し、住宅ローン関連収入は24億ドルと前年同期の21億ドルから増加した。バンカメは今回の住宅危機の際に住宅ローン大手カントリーワイド?フィナンシャルを買収し、全米最大規模の住宅ローン提供機関の一つとなった。

 また、買収したメリルリンチ部門を含むバンカメの投資銀行部 シャネル
門が、同行の全体としての利益押し上げに寄与した。なかでも債券トレーディング収入は35億ドルに達した。

 これとは対照的に、競合他行のシティグループとJPモルガン?チェース、金融大手のゴールドマン?サックス?グループでは債券部門の収入が減少した。

 バンカメの投資銀行部門の7-9月期利益は14億ドルと、前期の9億ドルから拡大した


 モイニハンCEOは「同期の決算結果は、個人顧客と法人顧客、機関投資家といったそれぞれの顧客グループでのけん引が示されている」と表明。「当行は新規制環境に適応しつつあり、信用の質は改善を続けており、リスクを管理し資本を積み上げている」と述べた。

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引用元:アトランティカ rmt